運動会

土曜日は運動会です。

2学期制に伴い広島市でも学校によりその開催時期が違ってきました。本校では昨年度から(といっても全国大会があり、移動を余儀なくされたものですが)初夏?に実施しています。

ここ数年、児童生徒の体力低下にともない体力づくりが指導内容の大きな柱にクローズアップされています。運動会ももはや、かつての地域を巻き込んだ季節的一大イベントでもなく、またたっぷりの練習時間の上に成り立っていたころとはその様相を変え、体育の本来の姿に立ち戻ったといえるかもしれませんが、ここ最近はイベント性が薄められ、児童にとって無理なく効率的でそのねらいを明確にした体育という教科性の強いものに変化しています。

 各教科授業時数の確保の観点から、本校では運動会練習に充てる授業時間を13時間程度の枠をはめています。とはいえ、古今東西、運動会での子どもたちが作り出す姿はいつも同じでいくつか思い浮かびます。まず、運動というものは人の心をオープンにします。児童同士が協力しなければできない種目、真剣に児童同士が競争する種目。真剣に仲間を応援する姿、黙々と競技の準備をする姿。どの姿にも精一杯努力する児童の姿があります。一つの目標に向かってみんなが楽しみながら力を出し切る素晴らしさがあります。大人になってからの思い出のひとつとして「運動会」の印象が強いのは、その「真剣さ」が少年期の心に刻まれ、いつまでも残っているからだと思います。

 運動会実施に当たり多くのPTA、おやじの会、地域の団体の皆様、その他多くの方々のご協力に感謝申し上げます。

(余談ですが、今でも韓国の初級学校(小学校)では旧日帝植民地時代の名残なのか、秋空のもと運動場の真上には万国旗を翩翻(へんぽん)とたなびかせ日本式の運動会が行われているそうです。昔ながらの運動会は文化として隣国に残っている、ということでしょうか)

 校長 栗栖恒久

はちのすだより 6月号